ゲーミングPCの電気代は月いくら?計算方法と節電のコツ【2026年版】
ゲーミングPCの電気代は、本体価格や電源ユニットのW数だけでは決まりません。PC全体が実際に使う電力、使用時間、契約中の電力量料金単価から計算します。
ゲーミングPCの月額電気代の目安
次の表は、PC本体だけを1日4時間、30日使用した場合の試算です。アイドル時間、モニター、スピーカー、周辺機器は含みません。
| ゲーム中のPC全体の消費電力 | 31円/kWh | 40円/kWh |
|---|---|---|
| 250W | 約930円/月 | 約1,200円/月 |
| 350W | 約1,302円/月 | 約1,680円/月 |
| 500W | 約1,860円/月 | 約2,400円/月 |
実際の金額は、PC構成、ゲーム、画質設定、フレームレート、季節、料金プランによって変わります。
自分の契約単価で計算する方法
たとえば、ゲーム中にPC全体で350Wを使い、1日4時間、単価が35円/kWhなら、月額は次のとおりです。
電力量料金単価は、電力会社の請求書や会員ページで確認してください。基本料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などもあるため、固定の「全国平均」だけで請求額を正確に出すことはできません。
850W電源でも常に850W使うわけではない
電源ユニットの「750W」「850W」は、供給できる電力の上限です。PCが常にその電力を消費するという意味ではありません。
実際の消費電力は、CPU・GPUの負荷、ゲーム設定、フレームレート上限、冷却ファンなどで変化します。Web閲覧中と高負荷ゲーム中では大きな差が出ます。
GPUの公式電力とPC全体の消費電力は別
GPUメーカーが公開しているTGP/TBPは、グラフィックボード側の電力仕様です。CPU、マザーボード、メモリ、SSD、ファンを含むPC全体の消費電力ではありません。
| GPU | メーカー公式の電力仕様 |
|---|---|
| GeForce RTX 5060 | Total Graphics Power 145W |
| GeForce RTX 5060 Ti | Total Graphics Power 180W |
| GeForce RTX 5070 | Total Graphics Power 250W |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | Typical Board Power 160W |
| Radeon RX 9070 | Typical Board Power 220W |
| Radeon RX 9070 XT | Typical Board Power 304W |
すぐにできる節電方法
フレームレートに上限を設定する
必要以上に高いfpsを出し続けると、GPU負荷と消費電力が増えやすくなります。モニターのリフレッシュレートや遊ぶゲームに合わせて上限を設定します。
DLSS・FSRと画質設定を使い分ける
対応ゲームではDLSSやFSRを利用し、画面品質と負荷のバランスを調整できます。レイトレーシング、影、描画距離など負荷の大きい設定も必要に応じて見直してください。
離席時のスリープを設定する
Windowsの電源設定で、一定時間操作がないときにディスプレイを消灯し、スリープへ移行するよう設定します。
ホコリをためず、吸排気をふさがない
吸気口やフィルターにホコリがたまると、温度を下げるためにファン回転数が上がります。壁や家具で排気をふさがず、定期的に清掃してください。
ワット数だけでなく変換効率も確認する
大容量電源そのものが電気代を決めるわけではありません。同じ構成でも、電源ユニットの変換効率や負荷率によってコンセント側の消費電力は変わります。
用途に対して過剰な構成を選ばない
フルHDの競技ゲーム、WQHDの高画質ゲーム、4K、配信、動画編集では必要な性能が違います。遊びたいゲーム、解像度、目標fpsに合う構成を選ぶことが、本体価格と電気代の両方を抑える近道です。
まとめ
- 電気代は「PC全体の消費電力 × 使用時間 × 契約単価」で決まる
- 850W電源でも常に850W消費するわけではない
- GPUのTGP/TBPとPC全体の消費電力は別
- 1日4時間の試算では、月約930〜2,400円がひとつの目安
- fps上限、画質設定、スリープ、清掃で無駄な消費電力を抑えられる
出典・仕様確認
GPU仕様は2026年8月24日にメーカー公式ページで確認しています。